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トッキー
2016.7.2 23:00新刊情報

議論のできない坊やに民主主義が語れるか?

「読書メーター」のコメントから
『民主主義という病い』
感想をご紹介します!

この世に「完全」な思想・理念などというものはなく、
「完全」を唱えた瞬間に、それはひとつの宗教になる。
民主主義もまたその例にもれないのだ、
というような事を本書は力説しています。
読み終えた頃には「民主主義」という
言葉自体の認識が変わってしまいます。
フレンチをはじめとした文化を通じて、
文明の在り方や歴史を親しみやすく、
しかし過激に、ストレートに解説・批判する
構成は、「三ツ星シェフ」よしりん
一流の匠の技であり、お見事です。
秘書みなぼん氏の狂言回し的な部分が、
いつにも増して可愛らしく、楽しく読めました。
(若林丸さん)

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「民主主義とはなんだ?」「これだ!」と
デモをする大学生には、私も強烈な違和感を
感じていたので、民主主義の前提を
共同体意識を基盤とした「議論」にあるとの
指摘には大いに共感した。
「議論」をするには、相応の知識を身につけ、
自らの意見を考えねばならず、
決して「これだ!」等と安易に言うことが
できない筈である。
国民投票により英国のEU離脱が決まり、
米国でもトランプ旋風が続く等、
西欧型民主主義やグローバリズムの
限界が顕在化している今日、
多くの人が読むべき本だろう。
民主主義に関する本の紹介も多く、
その意味でも勉強になる。
(Izutanさん)

そういえばネットニュースでシールズ坊やたち、

「ラップ調でがなったり、激しいだけで
中身の無いアジテーションを繰り返したり」と
派手なことはして見せるが、
中国軍の領海侵犯や英国のEU離脱など、
世界情勢への洞察力や基礎的な教養が
問われる話題についてはダンマリを続けていて、
「これが若者代表だとしたら、少し残念」と
皮肉を書かれてましたなあ。

何の知識もなく議論もできない坊やたちに、
民主主義をうんぬん言える資格なんて
ホントはないハズなんですがねえ・・・。


トッキー

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